さくらんぼ農園日誌 2023年05月24日
強風が凄いです
当さくらんぼ園地の近所の水田では、田植えが終了したようです。
それにしても、メダカの姿を見かけなくなりました。
きょうは、庄内地方特有の強風です。さくらんぼ園地の雨除けテントの屋根が旗めいています。
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そういった中、青い実がなり始めたさくらんぼの中から、吟味しながら摘果で間引く作業を行っています。
沢山、実をつけていますが、「えっ、そんなに摘んでしまうの?」っていうぐらい間引きます。
そうしないと、2L3L大の大きさの実に育てることが出来ないからです。
心苦しいですが、摘み取っていきます。
きょうは、品種ごとに、摘み取る前のさくらんぼの木を画像に残しておきたいと思います。
品種ごとに樹皮の色合いや、幼果の形・色合いが違います。
やまがた紅王
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佐藤錦
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紅秀峰
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月山錦
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紅さやか
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早成種の紅さやかだけは、もう既に赤味が出てきました。この品種は果肉も赤く色づきます。
果肉が乳白色の品種が多い中で、ちょっと変わり者かもしれません。
ジャムを作ったり、コンポートにしたりする場合でも果肉が赤い分だけ美味しそうに出来上がります。
通常は早生種として出荷しますが、収穫時期を遅らせて完熟させると「この品種が一番おいしい」という人もいます。
さくらんぼのお化粧・・・・反射シート
摘果作業が済んだら、葉を少し取って太陽光が当たりやすくして、園地の地面に反射シートを敷きます。空からだけでなく下からも果実に光が当たるようにするためです。さくらんぼの赤い色は、太陽光に当たる事で染まります。赤い方が見た目に美味しそうに見えるからですね。さくらんぼのお化粧ってところですかね。
下草処理と電気柵
ハクビシンやアナグマなどの害獣の侵入を防ぐために、電気柵を張り巡らす作業も残っています。
雑草が多いと、雑草が電気柵に触れてショートしてしまうため、きれいに草刈りしなければなりません。
最近では雨除けテントの壁面下50cmぐらいを黒いシートで覆ってしまい、雑草が生えないようにしている農家も多いと言います。写真の様な部品を繋いで電気柵を張っていきます。
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DIYしてみました
さくらんぼ園地の作業小屋に看板を設置することにして、自作してみました。
先々、観光農園が出来たらいいなと思っています。
収穫が終わっても、まだまだ実は残っている状態になっている事の方が多くて、近所の人に無料開放するのが例年ですが、それでも全部はさばけず、「もったいないよ。観光客に来てもらえばいいのに」と言われることしきりです。そのあたりもおいおい考えていかなければと思っています。
で、この看板の出来はどうでしょうか?
さくらんぼにまとわりついているキャラクターは、うちの猫ちゃんです。断じて狸ではありません。
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孫の誕生日、何とか間に合いそうです
そろそろ孫の誕生日。
毎年「誕生日におじいちゃんの作ったサクランボが食べたい」と言われるので、紅さやかに頑張ってもらっているのですが、実も赤くなり始めたので何とか間に合いそうです。
出来はどうか?と思い、少しだけしか赤くなっていない実をかじってみたら、やっぱりまだ甘くないですね。昔のナポレオンがこんな感じだったかもしれないですが、すっぱ苦い少し甘い感じ。昔からの山形県人ならナポレオンの味や風味にノスタルジーを感じて、この味が「ザ・さくらんぼ」と言う人も少なからず居ますけどね。
後書き
このブログは、さくらんぼ農家の私が、農作業の合間に徒然なるままに書いているものです。
作業の忙しさで定期的に更新できない事もありますが、出来るだけ沢山の発信ができるように努力していきます、6月に入ると出荷作業真っ只中になり更新が不定期になるかもしれませんが、時々チェックしてくれると嬉しいです。